【ダイエット】呼吸が浅いとなぜ痩せにくいの?痩せる呼吸も解説

私たちは、1分間に約12回、1日に換算すると約2万回も呼吸をしています。浅い呼吸を続けていると体に十分な酸素が行き渡らず、代謝が落ちてしまうんです。

その結果、運動や食事制限を頑張っているのに、なかなか体重が落ちない…なんて悩むことも。

今回は、呼吸とダイエットの関係について分かりやすく解説していきます!

目次

呼吸が浅いと痩せにくくなる理由

「ダイエットしてるのに、なかなか効果が出ない…」そんなふうに感じていませんか?もしかしたら呼吸のせいかもしれません。

普段あまり意識しない呼吸ですが、呼吸ひとつで太りやすくなったり、逆に痩せやすくなったりするんです。まずは、なぜ呼吸が浅いとダイエットに影響が出るのか、その理由を一緒に見ていきましょう!

酸素濃度が下がり、燃焼しにくい

「脂肪を燃やすには有酸素運動が効果的」という話、聞いたことありますよね。有酸素運動とは酸素をたくさん取り込みながら行う運動で、ウォーキングやジョギング・水泳などが代表的です。

筋肉を動かすときに、酸素と一緒に脂肪がエネルギーとして消費されるのです。

私たちは運動していないときでも、息を吸うことで酸素を体に取り込んでいます。でも、呼吸が浅くなると体に入ってくる酸素の量が減ってしまい、全身に酸素が行き渡らなくなります。その結果、脂肪が燃えにくい体になってしまうんです。

筋肉が衰えて、お肉がつきやすくなる

思いっきり息を吸うと胸が広がり、息を吐くと胸がしぼみますよね。深い呼吸をすると横隔膜の動きが腹筋をしっかり刺激し、結果としてウエストを引き締める効果が期待できるんです。

でも、呼吸が浅いままだと筋肉を十分に使えず、筋力がどんどん衰えてしまいます。もし「最近、お腹まわりが気になるな」と感じるなら、それはお腹の筋肉が弱くなっているサインかもしれません。

横隔膜が刺激されず、便秘になりやすい

先ほどお伝えした通り、呼吸が浅いと横隔膜があまり動きません。腸への刺激が少なく、便秘の原因になることも…。

でも、横隔膜を大きく動かして呼吸すれば、腹筋や腸が自然に刺激されるので、便意を促す効果が期待できます。さらに、腹部内の圧力が高まり、排便もサポートしてくれます。

便秘に悩んでいる方は、毎日の呼吸を意識するだけで改善するかもしれませんよ。

自律神経が乱れて、ドカ食いの原因に

呼吸は自律神経とも深く関わっています。自律神経は「交感神経」と「副交感神経」という2つの神経から成り立っていて、体のリズムを整える重要な役割を担っています。

呼吸が浅くなると、この自律神経のバランスが崩れやすくなり、ストレスが溜まりやすくなってしまうんです。その結果、イライラや不安からついドカ食いに走ってしまうことも…。

深くしっかり呼吸をすると副交感神経が優位になり、体がリラックスした状態に入ります。ストレスによる過食を防ぎたいなら、呼吸を意識してみてはいかがでしょうか。

ダイエットにつながる呼吸とは

ここからはダイエットしたい方におすすめの呼吸方法をご紹介します。横隔膜をいつも以上に動かすことになるので、お腹まわりのたるみが解消されていきますよ。

ポッコリお腹にさようなら!呼吸の方法

  1. 息を全部吐き出して、お腹をへこませる
  2. お腹をへこませたまま、横隔膜を広げながら自然に呼吸をする
  3. 最初は5~10秒、なれてきたら30秒キープする

この呼吸法を続けることで横隔膜が鍛えられ、ポッコリお腹やたるんだお腹から、理想のペタンコお腹に近づけるはずです!休憩時間や通勤時間など、気付いたときに実践してみてください。

ポイント1.できるかぎりお腹をへこませる

おへそが背骨に付くぐらい、お腹をしっかりとへこませるイメージを持ちましょう。横隔膜の動きを感じにくい場合は、まずは仰向けに寝て呼吸を行い、お腹がへこんでいるか手で確認するとよいです。

ただし、お腹に意識を集中しすぎると、あごが下を向いて背中が丸くなってしまいます。これだと横隔膜が十分に動きません。

視線を前に向けてあごを上げ、背骨を伸ばした状態で呼吸するようにしてくださいね。

ポイント2.満腹時は避ける

ご飯を食べてすぐのタイミングでは横隔膜が圧迫されているため、深い呼吸をすると息苦しく感じることがあります。また、食後は胃に血液が集中し、全身への酸素が不足しがちになり、動悸を感じることも…。

この呼吸法を行う際は、お腹が空いている状態、または食後1〜2時間頃がおすすめです。

まとめ

呼吸が深くなり、酸素をたっぷり取り入れられるようになると、痩せやすい体へと変わっていきます。腹式呼吸を習慣にすれば、激しい運動や厳しい食事制限をしなくても、少しずつ体型の変化を感じられるはずです。

この記事を参考に、ぜひ呼吸を見直してみてくださいね。

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